航空部と言うからには我々は「空を航る部活」である訳だが、空を飛ぶのに用いるグライダーとはそもそも何なのか?どのような原理で飛んでいるのか?どんな種類があるのか?簡単に解説したいと思う。
まず、グライダーとはなんなのか?
グライダーとは航空機の中で動力を持たないものを指し、日本語では空を滑るように飛ぶことから滑空機と言う。
動力を持たずに空を飛ぶために翼は長く、抵抗を少なくするために胴は細く、特徴のある形状をしている。
では、動力がないのにどうやって空に上がるのか?
一般的にはウインチや、動力のある飛行機などに高速で引っ張ってもらうことによって高度を獲得する。原始的と思われるかもしれないが、昔はゴム紐を用いてパチンコのように飛ばしていたというので大きな進歩である。
一度離陸して高度を確保してしまえばこっちのもので技量次第では、風に乗って上空1000mまで上昇したり、5時間もの間飛行することも出来る。
弊部では2022年5月に納品予定の新機体を含めて計5機の滑空機を所有している。
2人乗り用の複座機が3機、1人乗り用の単座機が2機だ。(詳しくは機材紹介にて)
初めは2人乗りの機体で教官と練習を行い、技術が向上すれば単座機に乗って自由に飛ぶことができる。